庭木(植栽)を植えたらやってほしいこと!
2024.05.27
植え付け後1~1.5年の管理が重要
お庭に植えた植栽、せっかくだから元気に育ってほしい。
常緑樹でも落葉樹でもシンボルツリー1本でもうまく育っていってほしいですね。
植栽を植え付け直後は根付きが悪く、吸収する力や苗を支える力が弱い状態なので、強風や雨風で倒れないよう支柱などで固定します。
水切れに注意して、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。
ここで注意したいのは水の量ですが、意外と足りていないことが多く、地中の根までしっかりと届かせることが必要なんです。
鉢の場合の鉢底から水が出てくるくらいまでの水量を想像して、時間をかけてたっぷりと与えてください。
地植えの場合は一度根付いてしまえば、日照りが続く夏以外ではそこまで水やりの必要はなくなってきます。
→「植栽の水やり」 YouTube
◇水やりの基本◇
根水(ねみず) じょうろやホース
植物の生長に必要な水と肥料を吸収させると同時に、植物の根が呼吸するための酸素を供給する役割があります。
葉水(はみず) 霧吹きなどで植物の葉に直接水を吹きかける
乾燥を防ぐだけでなく、花や葉に付着した埃などの汚れを落とし、ハダニの発生を予防する効果があります。
植物は葉から水分を蒸散させ、根から水を吸収します。
夏の水やりは、朝夕と2回の水やりが理想ですが、朝の時間帯に水をあげ忘れると花が萎れてくるかもしれません。
でもすぐに水をあげるのは逆に熱湯になってダメージを与えてしまうので、夕方まで我慢してください。
育っていくうえで思ったより大きくならないとか元気がないと感じたら、肥料が足りていないのかもしれません。
花や実が目的の庭木は特に肥料を与えた方がいいでしょう。
肥料には油粕や骨粉、魚粉などの有機質肥料と様々な鉱物を原料に科学的に合成されてつくられた化学肥料ともいわれる無機質肥料の2種類があります。
有機質肥料はゆっくり効果が表れ、土壌改良効果も得られます。
無機質肥料は初心者でも与えやすく、速効性があり安価なところがメリットです。
特に必要な窒素・リン酸・カリウムは肥料の三大要素と呼ばれます。
肥料の袋には「N-P-K」の配合比率(例えば「10-8-7」なら窒素10%、リン酸8%、カリウム7%)が載っています。
N:窒素「葉肥え」枝と葉を茂らせる働き
P:リン酸「実肥え」花や実のつきを良くする働き
K:カリウム「根肥え」葉や根を丈夫にする働き
窒素は植物の身体をつくるのに欠かせません。タンパク質、酵素、光合成をするクロロフィルなどの成分になります。ないと緑が浅く(黄緑に)なります。
リン酸は遺伝情報やエネルギーを伝えるのに欠かせません。足りないと全体的に小さくなり、葉が黒ずみ、花や実が少なくなります。
カリウムは酵素の活性化、イオンバランスや浸透性の調整、気孔の開閉に欠かせません。足りないと葉が黄色くなります。
それ以外にもミネラル類としてカルシウム(Ca)・マグネシウム(Mg)の中量要素、硫黄(S)・亜鉛(Zn)・塩素(Cl)・鉄(Fe)・銅(Cu)・ホウ素(P)・マンガン(Mn)・モリブデン(Mo)の微量要素も不可欠なものです。
これらは植物が生きていくうえで必要な10大元素と呼ばれます。
肥料を与える時期は、お礼肥と寒肥が基本です。
お礼肥は花や実の後に与える肥料で、疲れ切った状態を回復させる役割があります。リン酸が多めの速効性のある化学肥料がおススメです。
寒肥は12~2月くらいの休眠期に与える肥料で、春の成長のサポート、株の充実、1年間の成長を左右する大切な肥料です。ゆっくり分解、効果が長続きする緩効性肥料がベストです。
庭木が育ってくると今度は剪定も必要になってきます。
剪定とは形を整えたり、風通しを良くするために庭木の枝を切っていくことで、病害虫の予防にもなります。剪定方法や時期は庭木の種類によっても違うので、調べてみてくださいね。
剪定をしてくれる専門の職人さんにお願いするのもいいと思います。
ぜひお気に入りの植栽、大切に育ててください。
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